最高の経営者 小説・樋口廣太郎―アサヒビールを再生させた男
アルバイトの答え合わせ?!
言われたことをやってただけだった
ふと高校生の時にお蕎麦屋さんで
アルバイトしていたときのことを
思い出した。
お店には
夜になると一杯ひっかけながら、
お蕎麦を楽しむ人がやって来る。
瓶ビールがよく出て、
ビールと言われたら必ず
『キリンにしますか?アサヒにしますか?』
と聞くように、指導を受けた。
(おかみさんがとっても難しい方で
高校生の私はいつもビビッていた。笑)
当時何にも考えずに
ただ、マニュアル通りに聞いていたけど、
どっちでも良いという人は
あまりいなかったような。
確か、キリンの方が多かったかな~。
調べてみたら、
ちょうどアルバイトをしていた2001年に、
ビール類のシェアで
アサヒが初めてトップを獲得した
と書かれた資料が見つかった。
熾烈な戦いが繰り広げられてたんだな。
今もか。
※アルバイトしていた
お蕎麦屋さんは、結構前に
チェーンの牛丼屋さんに
なってしまった。
時代にうまく乗った経営
「最高の経営者」/高杉良
キリンだけじゃなくて
アサヒビール関連作品もも読まないと
なんだかフェアじゃないなと思って
探してみたら、
企業小説の第一人者と言われる
高杉良さんが
作家生活40年、
著者最後の企業小説として
を昨年出されていた。
これは読まねば!!!
住友銀行から低迷するアサヒビールを
再生させるためにやってきた
樋口廣太郎さんの手腕が描かれた作品。
目先の売上よりも、
古いビールを捨てることでの
メリットを優先して動いたかと思えば
自社製品同志が市場を食い合うことを懸念せずに、
アサヒスーパードライを発売したり
すごい英断ばかり!!!
ネガティブ要素にばかり目を向けてても
大きなものは得られないってこと?!
それから、時代に上手く乗ったんだな~。
新工場や社屋の建設など、
バブルだったからたっぷり
お金を使ってできたのかな~。
あの頃作った様々なものが
アサヒスーパードライの大ヒットを
支えている。
先を読む目を持っているというところが
最高の経営者たる所以なのかな。
凄い人がいたんだな~。
かっこいいな~。
写真は、ある日の食卓を抜粋。
(汚くて恐縮)
子供を産んでから
もっぱらノンアルコール派になった今。
そろそろ特定の銘柄に決めたほうが
よいかしら?
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