奥様はクレイジーフルーツ
図書館予約待ち
新作を借りる是非
好きな作家さんに
堂々とは言えないけど、
新作がハードカバーで出ても
残念ながら全部は買えない。
有難いことに
(賛否あるけれど)
図書館にすぐに入るから
予約待ちをすれば読める!
それで好きになったら、
文庫になるのを待って
買ってもう一回読むようにしている。
直木賞とか本屋大賞にノミネート
された作品を発表される前に
全部買って読めるくらいに
なりたいな~。
頑張ろう!!!
すごい本を待っていたものだ!
「奥様はクレイジーフルーツ」/柚木麻子
柚木麻子さんがこれまで出された作品は
すべて読ませて頂いていて
本当に大好きな作家さんなんだけど、
今回の新作(昨年5月発売)は待つことにした。
なぜ待ったか・・・
もちろん、1300円か~って
思ったこともあるんだけど、
主人公が、
”セックスレスに悩む主婦”と
何とも、両手で目を覆って
でも指の間からちょっとだけ
除きたいな~
っていうテーマだったもので。
読書メーターを見ていても、
好き嫌いが凄く分かれる。
でも読んでみて、
私はとても楽しめた!
柚木作品の明るくて
視野が狭くて、
猪突猛進なキャラクターが
大好きだから。
「あまからカルテット」や
「ねじまき片思い」の主人公のように
恋愛をまっすぐ一生懸命してきた
女の子が結婚をして新たな壁に
直面した感じ!
主人公は夫が大好きで、
夫から大事にされているけど
肉体関係がないことがとにかく
不満で馬鹿らしいほど悩む。
悩み方が相当ぶっとんでいる。
(失礼かな。でも本当に
そこまで考える?ってほどで笑える)
たぶん、主人公は肉体関係が
本当に欲しかったんじゃなくて
”ない”ってことが
嫌だっただけなんじゃないかな。
どうしてもやらせてもらいたい
仕事があって、
自分に来るように
アピールしたけど、
いざ貰えたらめんどくさい。
みたいな・・・違うかな。
テーマとは裏腹に
とてもさわやかな作品。
構成している12の章すべてに
フルーツが出てくるからかしら?
いや、柚木さんの作風なんだろうな。
人生ないものねだり。
月並みだけど、
今手にしているものを大切にしよう。
写真は、コメダ珈琲の
シロノワールの新しいやつと
コーヒーについてきたクッキー。
いつもは、豆だったのに、
変わったのかな。
「奥様はクレイジーフルーツ」の
主人公なら、こんなたわいもない
出来事ですら官能的に捉えかねない。
あー次作が待ち遠しい!
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