銀婚式
半沢直樹シリーズで話題になった
”倍返し神社”こと三光稲荷神社へ
犬山城に行ってみようと、母と妹から提案され、娘と四人で行ってきた。
城下街をあるいて城山の麓のふもとに到着すると、
【倍返し神社】という気になりすぎるワードが!!!
ニ礼ニ拍手一礼をマスターしたばかりの娘と
御朱印帳を忘れてしまい、どうしようか悩む母に気を取られ、
”何が倍返しなのか”調べずに参拝。。。
帰ってきてから犬山観光情報を見てみたら、
”御神水でお金を洗うと何倍にもなって返ってくると信じられていると同時に
清浄の福銭を持っていると一家繁盛・子孫長久になると伝えられております。※”
と紹介されていた。
銭洗い池!行かなかった!!!
気が付かなかった!!!!
倍返しとまでいかずとも、(酉年の常套句だけど・・・)
申年の2016年、悪いものが去ったとして、酉年の2017年に幸運を取りに行けたらよいな。
小説版半沢シリーズでも胸が痛んだ、”ワールドトレードセンター”が大事な舞台に
篠田節子さん「銀婚式」
池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」で半沢の有能な同期として登場して、
9.11で行方不明になった押木という人物がすごく印象深かった。
篠田節子さんの「銀婚式」でも、
ニューヨークに赴任してモーレツに働き、2001年にいなくなってしまった銀行員が
大事な役割を担っている。
「銀婚式」の主人公は、”仕事第一”で証券会社で働くサラリーマン。
ニューヨークに赴任した際に、家族に愛想をつかされ離婚。
しかし、バブル崩壊後、会社は破たん。
同じワールドトレードセンターで働いていた銀行マンから紹介されて、
帰国後、新たな仕事を得るけれど、華やかなキャリアは通用しない。
この銀行員は、男の本分は仕事であると信じて疑わず、
その後もワールドトレードセンターで働き続け・・・
バブルの頃までのように、最後まで”勤め上げる”ことが最良の働き方とは
言えなくなってきているけど、働き方の価値観を変えるって大変なこと。
主人公は、仕事と家庭の両立と言う考えが希薄な男性が多い時代に、
当然のように仕事を優先してきて家族を失ってしまう。
それでも不器用にどんな仕事も精一杯打ち込んで
”人生は何度でもやり直せる”と思わせてくれる主人公を、途中から応援したくなってくる。
いくつもの挫折を経て、ラストには自分の中で本当にプライオリティの高いものを
見つけられたのかな。。。。
倍返しとまでは行かなくとも、大きなものが返ってきたんじゃないかと思う。
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