がっかり行進曲
2017年始動
子供たちの日常が戻ってきた。
お正月休みが終わって、本格的な日常(?!)に。
『朝昼晩、子供たちにご飯を用意する生活が終わって、お疲れ様でした』と
ラジオから聞こえてきて
確かに毎日子どものご飯を作る生活が続くのはしんどいから、
ホッとしている人も多いだろうと思っていたら、
昼頃に下校する子供たちが・・・
そういえば、始業式の日は、半日だったな~と思い出す。
お弁当を作る生活をしてる人は、家で用意するのとどっちが楽かなぁ。
我が娘は、連休最終日になって疲れが出たのか、昨日嘔吐&下痢&高熱。
今週末は初めての発表会なので、何とか乗り切ってほしいと願うばかり。
今日は通し練習だから、ちょっと無理して登園。
元気に帰ってきて一安心。
大事なときに力を発揮できない気持ちを代弁
「がっかり行進曲」/中島たい子
未就学児にとっては、インフルエンザやノロウィルスの流行する時期のイベントに
出席できないことは、まああることかもしれないけど、
小学校に上がってから、練習や準備を重ねて来たのに
毎回行事に出られないと、とてもとても残念だろうな。
中島たい子さんの「がっかり行進曲」は、
喘息持ちで、イベント前になると発作に見舞われてしまう女の子が主人公の作品。
小学校高学年から高校生までの小さな世界の大きな気持ちの揺れ動きが
凄くリアルに描かれている。
敏感だったあの頃の色んな痛みがよみがえってきた。
それにしても”がっかり”って的を射た言葉だなぁ。
できればがっかりしないで生きていきたい。
でも、どうにも受け入れ難く、どうにもならないことってあるもの。
がっかりとうまく付き合いつつ、がんばりでカバーできることはしていきたい。
この作品の中で、特に共感したのは、主人公が読書や音楽鑑賞をする理由。
結末が予測できるから、がっかりしない制作物の世界の中に入って、
作り手の考えに共感することで救われる感覚、分かる。
多くの人と関わらず本ばかり読んでるって楽だもんな。
柚木麻子さんの「伊藤君A to E」の伊藤君とか、「けむたい後輩」の栞子が思い浮かんだ。
彼らのように自分に失望しないように挑戦しないで、
自分は特別な力を持っていると思い込んで生きていくのはすごく楽だ。
2017年は、上手くやれない自分にいろいろがっかりするかもしれないけど、
いろいろチャレンジしないとな~。
新しいパンプスで頑張るぞ!
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