クローバーナイト
ママが査定されている気がしてしまう保健所の健診
娘の3才児健診のため、保健所に行ってきた。
区内に住む同じ月生まれの子が集まって、発達を確認する健診。
前回。1才半健診の時は、何でも嫌がらず、言われたことに反応していたので、
泣いている子を見て、お母さん大変そうだなぁと思っていたんだけど。。。
今回。先月受けたインフルエンザの予防接種で、病院恐怖症になった娘は、
歯科検診で口を開けずに泣き叫び
体重身長測定で、裸になることを拒みながら泣き叫び
身長を測れず、歯みがき指導も受けられず帰ってきた。
普段、ここまで泣くことはあまりなく、
本人曰く、眠かった(実際に泣きながら10分ほど寝た)らしいんだけど
保健師さんや、周りのお母さんから、憐れみの眼差して(被害妄想?!すみません)励まされ、
内科の先生からは保育園に任せっぱなしじゃダメだとチクリと言われ、
久しぶりに私も涙が出そうになった。
あくまで子供の発育の確認の場なのに
お母さんとして劣等生の烙印を押されたような気分になってしまって色々反省した。
周りを見渡すと、子供が言うことを聞かないことを予期して、
菓子やジュースなどを持ってきているお母さんもいた。
私、かなり準備不足だったなぁ。
それから最近の娘に対する色んな発言、
その場をやり過ごすためだけにしてたかも。
きちんと、もっと先を見据えないとな。
自分の子供との関係を構築することより
自分や子供が周りにどう見られているか
過剰に考えてしまっていたかも。
自分のための子育てにならないようにしたい。そうしなくちゃ。
未就学児の育児あるある(ちょっとハイソだけど・・・)の詰まった一冊「クローバーナイト」/辻村深月
辻村深月さんの「クローバーナイト」は、未就学児の子育てがテーマの作品。
話題の保活に、お受験、子育て中に気がつく母との関係と、
今まさに同じようなステージにいる自分には、興味深い話題ばかりが登場!
主人公は、ワーママにとって理想すぎる旦那。
こんなに理解と思いやりのある男性ばっかりだったら、女性活躍推進、加速する!
と言って、過言ではないほどママの目線をもっている。
この作品には、子供のため、、、と言いながら、
実際は自分のために動いているママたちが登場する。
読了直後、こんな風に子供のためじゃなくて、自分のためにやっているのなら、
その旨を子どもにきちんと正直に説明するようにしたらどうかな?と思ったんだけど
実際に今日の健診のように多くの同年代が集う場に行くと、
子供にそんなこと説明しても理解を得られないし、誰よりも私が、自己中ママ・・・
恥ずかしや。
「クローバーナイト」は、読んだ時の状況によって感じ方が変わる作品。
まさに、今のお母さんの悩みをリアルに描いてくれてるからこそ!
これからもきっと何度も読み返すと思う。
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