いつまでもショパン
子供の頃、ピアノのおけいこに通わせてもらっていた。
今思えば、ありがたい話なのだが、
当時は練習をしないで済む方法ばかり考えていて
母が帰宅する前に、”ピアノの練習やったことにしよう協定”を
弟と結んだものだ。
(簡単に破られたのだが・・・)
そんなこんなで全然上達はしなかったけど
少しだけクラシックに明るくなれたことは収穫だった。
中山七里さんの「いつまでもショパン」は、
「さよならドビュッシー」
「おやすみラフマニノフ」に続く岬先生シリーズ第三弾。
「さよならドビュッシー前奏曲」もあったな。
このシリーズのやっかいなところは、
ポーランドについて、ショパンについてなど
出てくる曲や事柄を調べていくとどんどん広がっていってキリがないところ。
でもそれが良いところでもある。
子供の頃ピアノの先生に頂いたショパンのワルツ集を引っ張り出してきて
聞きながら読書タイム。
・・・「華麗なる大円舞曲」も「小犬のワルツ」も「別れの曲」も「ノクターン第二番」も
「軍隊ポロネーズ」も
弟が先にマスターしてしまって、姉のプライドが許さず練習しなかったんだよな~。
華やかなピアノの発表会向けのこれらの曲が弾けない代わりに
私がこのCDの曲目の中で弾けたのは、確か
第7番 嬰ハ短調 と 第11番 ロ短調 と 第14番 ロ短調
あまり有名でない短調ばかり・・・
子供の頃からマイナー。。。
でも、どれも良い曲!
いつかまた弾けるようになりたいな。
「いつまでもショパン」のおかげで、楽しい記憶旅行ができた。
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