迷子の王様
夕方、出かけようと駐車場に行くと、見知らぬカップルから、
『車パンクしてますよ!』と声をかけてもらった。
確かに右後輪がぺちゃんこに。
このまま出発していたらどうなっていたか。
『ありがとうございましたっっ!!!』
レッカー車で近所のディーラーさんに運んでもらい、即修理に。
普段なら、全て夫に押し付けるところ、
ちょっと前に読んだ垣根涼介さんの「君たちに明日がない」シリーズの
最終章「迷子の王様」にディーラーさんの整備士さんが出てきて、
勝手に親近感と興味持っていたので、今日は積極的についていった。
「君たちに明日はない」シリーズは、凄腕のリストラ請負人である主人公が、
様々な企業で、いろいろな仕事をしている人たちに退職を提案していくというお話。
最初の作品が出たころは今よりもっと終身雇用でいられないことへの
恐怖があったように感じる。
契約社員や派遣社員を選ぶことが今よりもネガティブにとらえられていたと思う。
数年たって、どうだろう。
前よりは、働き方が多様になってきたからか、
リストラ=人生終わりという絶望感も少し軽くなってきたような・・・
感じ方は人それぞれかもしれないけれど、
少しは再チャレンジしやすくなってきている気もする。
そのせいか主人公の仕事のニーズも変化。最終章を迎えた。
作品に出てきた整備士さんは、”こだわり””技術”という面で、抜きに出ている人だった。
だから、人員削減はむしろ、よいきっかけになったという印象を受けた。
世の中は少しずつ変わってきているかもしれないけど、
やっぱり、どこででも通用する人にならないとな・・・と
最初の作品を読んだ時と同じ感想に行きついた。
がんばらなくては。
↑ディーラーさんのキッズコーナーはとっても充実している。
娘はお菓子ももらえて、大満足だった。
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