フェイバリット・ワン

娘のはじめての運動会に行ってきた。

開会式からダンスまでずっと泣き通しで先生に抱っこされていた娘。


かけっこでは、走る前の点呼で弱弱しく右手を挙げたものの、

よーいどんの合図で硬直。


先生に背中を押されて何とか走り出し

ゴールにいる私の顔を見て、号泣しながら駆けてきた。

「寂しかった~」そうだ。


普段はわがままお嬢様なのに、集団の中で力を発揮する術はまだ知らないのだなと思った。

(これから会得していってくれるかな)


林真理子さんの「フェイバリット・ワン」の主人公は

やりたいことをやる、欲しいものを手にするためにわき目も降らずに突き進む。

自分の人生なんだから、好きに生きて何が悪い?と言わんばかりに。

めちゃくちゃで、行き当たりばったりで痛さはあるが、悲壮感はない。

ここまで自由にやられたら周りは困っちゃうと思うけど

幸せになりたいという気持ちの強さは羨ましい。

こうゆう人が、何かを引き寄せられるのかな~と思ったりする。


これが、林真理子さんが提唱する「野心」なのだろう。


娘はこれからスタート。

私はリスタート。


野心を持って真っすぐ走って行きたいな~。


一度きりの人生。

悔いのないように。

Haruna Terazono

”伝えること”を 仕事にしています。

0コメント

  • 1000 / 1000