日々是作文

お盆に帰省して、地元のお祭りに行った。


↓幼い私が着ていた浴衣で、山車によじ登る娘。

毎回実家に帰省すると整理するのが過去に読んだ本。

大学生まで暮らしてたから、大学生の時に読んだものが残っている。

あの頃、はまったのは林真理子さん・唯川恵さん・山本文緒さん。


健全な女子大生で、

恋とおしゃれに夢中な学生時代に、ちょっと先のOLの恋愛とか、

サクセスストーリーとか・・・

本を読むことで、自分が経験できない誰かに毎回なれる気がする感覚を

教えてくれたのが三人の作家さんだった。

学校が遠かったから、いつも文庫本を持ち歩いてたな~。


山本文緒さんの「恋愛中毒」なんて大学生からしたら衝撃で、

読んだ後、周りの友人より自分が凄いことを知っている気にされてくれた。


そんな中、買っても読んでなかった山本作品が「日々是作文」

たぶん、エッセイがあんまり好きでなかったのと

主に山本さんの30代をつづった作品なので、

大学生にとってはあまりに先のこと過ぎて共感できなかったんだと思う。


今がまさに30代。

共感できちゃう部分がたくさんあった。


会社を辞めて作家になられて、家の中で自分を管理して送っている節約生活。

一人でいることが好きという感覚。

そして同じ神奈川県出身者として、東京に住みたいと願っていた思いにも共感。


山本さんは体調を崩されたりもしたようで、

書いてらっしゃらなかったのかもしれないけれど、

ともかく最近の作品は全然ノーチェック。


またすごく読みたくなった。

本屋さんに行かなくちゃ!

Haruna Terazono

”伝えること”を 仕事にしています。

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