小さいおうち
七夕まつりもオリンピック仕様!
今年のまつりのテーマは「輪」だそう。
スポーツ観戦って楽しい。
普段そんなにいろんなスポーツを見ているわけではない
にわかスポーツファンだけど、オリンピックには、しっかり感動中!
そして4年後は東京!!!
もしかしたら、こんなわくわくムードが、戦前の東京にもあったのかな。
中島京子さんの「小さいおうち」は、
1940年のオリンピック開催地が東京に決定した頃の物語。
女中である主人公の奉公先のご主人は東京オリンピックをとても楽しみにしていた。
開催が決まった際の希望や期待。
時代の陰りと共に中止が決まった際の失望・落胆が印象に残った。
奉公先の奥様の秘められた恋の行方と共に、
鮮明に描写されている当時の生活模様がとても魅力的。
「小さいおうち」から読み取れる太平洋戦争前の東京の文化は、想像以上に発展していた。
今より不便だったけれど、時間をかけて、丁寧にモノづくりをしていたように感じられる。
家の中での生活も街の風景もタイムスリップして見てみたい。
でも、家も町もオリンピックも、戦争でみんな消えてなくなってしまった。
4年後の2020年、平和な東京で、
オリンピックが開催されますように。
間接的にでも、何か関わることができたらいいな。
がんばろう。
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