アンパンマンの遺言

今年の夏休みは北海道に行こうと計画していた。

でも、3人家族でもそれぞれの都合を合わせるのが意外と難しくて、

スケジュール調整で難航。

そうこうしている間に、四国在住の友人からラブコールがあり、

四国旅行に気持ちが傾きつつある。


そんな状況で読んだのが、

やなせたかしさんの「アンパンマンの遺言

やなせさんがご自身で人生を振り返って書かれた作品。

戦前・戦中・戦後とさまざまな経験をされて・・・

昭和の最後の年にやっとアンパンマンのテレビアニメが始まる。


やなせさんは、謙虚で、負けず嫌い。

晩年まで自分の現状に満足されずにいたから、アンパンマンが生まれたのだと感じた。

アンパンマン誕生のはるか前、著名な方からどんどん仕事が舞い込んできても、

”なぜだか依頼された・・・”と毎回書いている。

運よく仕事が舞い込んでくるのは、人柄と才能を認められている人だけ。

やなせさんご自身は、認めていなかったようだけど、

早くから周りは、その才能に魅了されていたのだと思う。


この作品には、亡くなられた年に「94歳のごあいさつ」を追記されている。

その中で、”どうして赤ちゃんはいきなりアンパンマンを好きになるのかわからない”と

記されている。


わからないのか!


うちの娘も心からアンパンマンを愛している。

絵本はほぼ暗唱。。。

アンパンマンがいなければ、ここまで娘を育てられなかったかもしれない。

仕事をしているときは、帰宅後、平日毎日、BSで録画したアンパンマンを二話

見せている間に、夕飯を作るというルールを作って台所に立っていたし、

あまり良くないと言われてしまいそうだが、

5時起きなど・・・娘に超早起きされた時には、

うつらうつらしながら一緒にアンパンマンを見る。(見てないかも・・・)

ありがたや。


大人としては、せっかく毎日シャワーを浴びるようにアンパンマンに触れているのだから

人に説明えきるようになりたいと思って、知らないキャラクタ―が出てきたら、

大図鑑でチェックしたりしている。

どのキャラクターもよく考えられている。

やなせさんってすごすぎるな~。


・・・ということで、

旅行の計画はますます四国が優勢に。

高知のやなせたかし記念館に行ってみたくなってしまったし、

JR四国は、アンパンマン列車を走らせている。

絶対に娘が喜ぶ。

あとはスケジュール調整だけだ。


追伸

やなせさん、アンパンマンミュージアムで、

アンパンマンぼろ儲けだな~なんて悪口言ってすみません。

そんなことを望んでらしたわけではないのに・・・

アンパンマンの志をきちんと娘に伝えますから、お許し下さい。

Haruna Terazono

”伝えること”を 仕事にしています。

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