結婚相手は抽選で
子供たちの夏休みが始まった。
いつもママチャリの渋滞が起きている幼稚園の前はひっそり。
小学校からも、蝉の声ばかり聞こえてくる。
そういえば、通園バスに子供を乗せたあと、毎日マンションのエントランスにいらっしゃる
ご近所さんも今朝はお見掛けしなかった。
夏休み。
私は父も母も教員だったので、当時、先生たちも夏休みは概ねお休みで、
(今はそうではないようみたいだけど)
毎日一緒に過ごすのが、結構めんどうだった。
『母が辛い』というワードがちょっと前に話題になったけど、
辛いとまではいかなくても、普段日中家にいない人がいるから、
なんとなく良い子を演じなければならなくて大変だった。
今、親になってみて
毎日、昼間も世話をしたりお昼ごはんを作らなくてはならないし、大変なのはママの方よ!
と、言いたかっただろうなとやっと気づいたけど。
垣谷美雨さんの「結婚相手は抽選で」は、
少子化対策で、適齢期の未婚男女は抽選で決めた相手とお見合いをする。
3回断れば軍隊に2年送られる、という法案が可決!
そのとき、当事者や親たちは・・・というお話。
ありえない設定に、最初はなかなか読み進めることができなかった。
でも、このトンデモ法案によって成長していく家族の姿に、途中から止まらなくなった。
結婚・お見合いがテーマの作品だけど、
娘と母親との関係の難しさ、家族観も裏テーマなんだと思う。
母親は娘に、どうしても自分の何かを託したくなってしまうものかもしれない。
私も、これから娘が成長するにつれ、彼女らしさを認め、自分の価値観を押し付けすぎずに
関係を構築していけるかな。。。どうしても過度に期待してしまうし。。。
「結婚相手は抽選で」から難しい宿題をもらった。
小学校一年生の時の夏休みの宿題は、学校から持ち帰った朝顔の花が、毎朝いくつ咲いたか
数えて記録する事だった。
最高で30くらいは咲いたかな。
うちのベランダの朝顔はもう少し開花までに時間がかかりそう。
花が咲いたら毎日、娘と数えよう。
(ズボラだから三日坊主注意!)
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