心臓異色
もうすぐ、友人に子供が生まれる。
8月から産休に入り、9月に出産予定とのこと。
うちの娘が使っていたもので使わないものを貸してほしいとのことだったので、
そろそろ送らなくては!と思っている。
今思えば一瞬しか使わなかったものをたくさん買ってしまったな。
中島たい子さんの「心臓異色」は、誰かの思い出を宿した
”古いものたち”が伝える、不思議な作品集。
中古の品に、以前使っていた人の”気”のようなものが残る。
人間も、魂に借り住まいしているもので、前に住んでいた人の生きざまが
残るので前世を感じるのではないか・・・
という面白い考え方が繰り広げられている。
家・車・人工心臓などなど。
実にユニークな考え方で、壮大なようで人間の小ささを皮肉っていておもしろい。
過去・未来、誰かと共有している何かを想像してみると
私たちは孤独から縁遠い生き物であるように感じられる。
友人には、バウンサーなどをお貸しする予定。
彼女の子とうちの子は、物を通して、何かを共有するのかな。
実家には、子供のころに使ったおもちゃが結構残っている。
中でも今はもう販売されていない「お山のシュッポー」がまだ動いたのは感動だった。
子供のころの私たち兄弟の思い出がたくさん詰まったシュッポーからも
娘や甥っ子たちに、何かが伝わるかな・・・
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