あの日にドライブ
荻原浩さんが、直木賞を受賞された。
5回目のノミネートでやっと栄光を掴んだそう。
まだ読めていない「海の見える理髪店」早く読んでみたい!
最初に直木賞候補になった「あの日にドライブ」もすばらしい作品。
銀行員を辞めて仕方なくタクシードライバーをしている主人公が、
学生時代を過ごした街を訪れて、もう一度人生をやり直そうと思いをはせるストーリー。
印象的だったのは、
自分の居場所ではないと思っていたタクシードライバーの仕事に、
ビジネスとしてのやりがいを見い出していく場面。
考えた通りに結果が出ていくのは気持ちが良いだろうな。ワクワクした。
人生は、やり直しができる。
自分がこれまで信じていたやり方だけが正解ではない。
立ち止まって、新しい方法を見つければ軌道修正できる。
と、勇気がわいてきた。
私が二十歳まで暮らした地元は、今回帰省した際、大きく変わっていた。
押しボタン式の信号がない!
子供の時に弟と、どっちが押すかで何度もケンカしたあの信号が!!!
寂しい気もしたけれど、信号がなくなったことで、
懐かしい思い出がよみがえってきたから、ありがたい変化だったかな。
新しいルールに合わせて、軌道修正だ!
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