今読みたい一冊「ミッキーマウスの憂鬱」松岡圭佑 on stand.fm
去年の夏、新潮文庫の100冊に選ばれていて、買ってきたのですが、積読してしまっていた一冊。
結果的にになるけど、今読んでよかったかも!
困ったときにこそ、見えるものがある気がしました。
「ミッキーマウスの憂鬱」は、フィクションなんですが、非正規雇用と正規雇用の格差が、えげつなく描かれている作品。
そんな話、最近ニュースで見た!って思いませんか?
「ミッキーマウスの憂鬱」の主人公は、非正規雇用で、ディズニーランドで働き始めます。
夢を抱いて得た仕事でしたが、そこにあったのは、現実。
来る日も来る日も、パレードの前に着ぐるみを着させる部署に配属され、夢の国の裏にある現実を知ります。
しかも、責任を取るのは正規、非正規はそうじゃないっていうならまだわかりますが、
「ミッキーマウスの憂鬱」の中のディズニーランドでは、そうとも言えないんです。
ここで、私なら、空気を読んで、自分の身の程はそんなもんなんだと受け入れるか、辞めるなって思ったんですが・・・
主人公は、良くも悪くも空気が読めないキャラクター。
非正規であることに引け目を感じることもなく、「頑張ればもっと華やかな仕事ができるはずだ」と思って、正社員にも、臆することなく話しかけていく・・・
そんな人がいたらあなたはどう思いますか?
私がどんなことを考えたのかを、10分くらいの音声でご紹介しています。
よろしければお聞きください。
うちの子供たちも、またディズニーの世界に行ける日を待ち望んでいます。
今まで目をつぶっていたいろんなことを見直す、機会になればいいな・・・
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