下町ロケット ゴースト

究極のビジネスモデル?!

下町ロケット ゴースト」/池井戸潤

待望の「下町ロケット」の第3段!
読まずにはいられず、
子供たちの首もとを保冷剤で
冷やしながら本屋さんへ。

夏休み、暑くて家の中にずっといると

子供は体力が有り余ってしまうから
難しい。。。
そして暑い思いをしても、やっぱり本屋さんで
買いたいんだよな~。

お店で買う方がわくわくするのは

昭和生まれだからかしら?!


それにしても発売日が

一学期の終業式の日って

手がかかる子供の親は

寝不足確定だぁ。

子供の夏休みは、忙しくなるからな~。


下町ロケット」は、
とてもざっくり言うと

町工場=佃製作所が、

技術力の高さを評価されて

国産ロケットを開発している大企業に

部品を納めることになるお話。


ゴースト」では、

佃製作所が新たな分野に進出したり

主要な社員が大きな決断をしたり。


簡単に言うと、見どころ盛沢山。

(・・・ネタばれしたくないとは言え

これでは、雑すぎかしら?!)


まあ、今回も、大企業も中小企業も個人事業も

どこなら安泰と言うことはなく
それぞれに苦悩があるなぁと思わされるし

池井戸さんの作品の多くがそうだけど

今作は特に大企業の中のサラリーマン政治の

大変さに、苦しくなる。


そこまでトラウマ?ってところが

大切なポイントだったり!

(・・・今度は書きすぎかも?!)


働くって、みんなが楽しくなるようには

やっぱりできないんだろうか。

うーん、できないんだろうな。。。


そんなこんなで

池井戸ワールドを
”人として”どう働くべきか

考えながら堪能した。


特に印象に残ったのは、

技術力を売りにしてきた佃製作所が、

コンペに出品する製品を作る際に

予算や用途を考えてスペックを
落として提案するシーン。

誰にとって、良い製品なのか?

何を持って良い製品なのか?

自分の価値観ではなく

買い手のニーズに合わせることが

大切だと開発者たちが気付く場面。


つまり、お客さんが欲しいものを

作れば買ってもらえるという

単純なことを、みんなが忘れがちだけど

見失ってはならないと気づかせてくれる。


それって

この「下町ロケット」シリーズが

体現してるじゃん!


今回、「下町ロケット ゴースト」の帯には・・・

緊急告知が!!!


ゴーストの次にヤマガラスが

出るんだ~!!!


背表紙側の帯に書かれてたので

私は気付かず読み始めて、

途中で、『あっというまに読めちゃうけど

まさか続きがあったりする?』

とざわざわしてきたのだけど、

帯にも書いてあるし、本編ラストの

次の次のページにもどーんと出てる。


もちろん読み終わったら、

終わらないことに

なんだよ~って思いがなくもなかったけど

すぐに続きが気になって、早くも続編が

待ち遠しいモードに。


つまり、絶対次も買ってしまう!!!


直木賞取ってドラマもヒットして

まだまだ売れるから

今回は全部出しきらずにしておいて

また売るぜって魂胆かしら?!


しかも10月からまたドラマにも

なっちゃうらしい!


つまり


まだまだ「下町ロケット」で

がっつり儲けるんだぁ(笑)ってこと?


楽しみだなぁ。


期待に応え続けてくれるって

とてもありがたい。


うーん、でもでも

池井戸さんが書きたい

下町ロケット」ではなく、

みんなが期待している

下町ロケット」の世界を書くことが

売れるポイント・・・

と言っちゃうと

そんな簡単じゃない気もする。


無理に本編と、本の売り方を

結びつけるのは安直すぎたな。


なんともきつーい一言

”人して、、、”

下町ロケット ゴースト」で

主人公の佃社長は、

今回も人としてどうあるべきか

を軸にビジネス上での決断をしていく。


”人として”って言われると

ズルとかいじわるせずに

ちゃんとできてるかドキドキしちゃうのは

私が未熟者だからかしら?!


今週、いつも利用してるごみ置き場に

”人としてきちんとして下さい”

と言う張り紙がされていた。


気を付けてるつもりだけど

何か混ざっちゃったかな?と

まずは自分を疑った。


集めてもらえなかったゴミを見たら、

ペットボトルが10本ほど入ったごみ袋が。

うちの近所は、資源ごみは、別の場所に

持っていかなくてはならないから、

ペットボトルはこのごみ置き場じゃないんだな。

分別はされていたし、きっとゴミ出しの場所を

知らない人が間違えてしまったんだと思われる。


ゴミ分別に限らず、私も色々勘違いしてたり

早とちりして失敗しちゃうことがよくあるから

何だか他人事とは思えなかった。


それから張り紙をした人も

こんな強い言葉を使わずいられない事情が

きっとあったんだと思う。

これもまた、私もあるから。


人に嫌な思いをさせない人でいたいけど

上手にできないこともたくさん。。。

ひとまず、もう一度分別の

ルールの確認からするか!


Haruna Terazono

”伝えること”を 仕事にしています。

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