ストロベリーライフ

高校生はどんな感想を持つのだろう

ストロベリーライフ」/荻原浩

またしても冒険せずに荻原浩さん。

でも、今回は仕方ない。

高校生の部に選ばれてたから。

今読まなきゃいけないっっ!!!
※この本の見どころは

読書感想文全国コンクールのHP

に掲載されている。

ページをめくりながら、
何でこの作品が課題図書になったのか
どうしても考えてしまう。

ちなみに、高校生にこのブログを読んで

もらえたら嬉しいけど、

読書感想文に役立つような
ことは書けない・・・
娘に今朝『ママって、もうおばさんだよね』

と言われた主人公と同世代、

三十代半ばの視点なので。。。


ストロベリーライフ」の冒頭で主人公は

アートディレクターとして独立したけど、

仕事がどんどん減っていってしまっている。

早速、『なるほど、起業の大変さを若者に

伝えようとしてるのね!』なんて結論を

急ぎながら読み始めると、、、

主人公の田舎の父が、突然倒れてしまう。


!!?


そして農業一筋で生きてきた父が

イチゴ栽培を手掛けていることを知る。

父が回復するまでと手伝い始めた

イチゴ作りに次第に

のめりこんでいく主人公は

家族を東京に残して

農業やイチゴに没頭していく。


ただ単に農業を継ぐために

田舎に帰るか否かという話ではなく、

仕事に何を求め、どんな風に

働くのが自分や家族を幸せにするのか、

探していくお話。


学んだことを
まとめて書き出してみた。

①働いて育ててくれた親は偉大だ
②何でもよいからプロになれ

③野心を持つだけがかっこいい働き方ではない

④子育て中でも夢を持ってもいい


こんなところかな。


主人公は、農業一筋の両親を

かっこ悪く思っており

絶対継ぎたくなかったが、

働き者で知識も豊富な

プロだと気づかされる。

親に感謝。


主人公の親や兄弟、親戚と

個性豊かなキャラクターたちは

みんな何か好きなこととか

特技を持っていてイチゴを

中心に知恵を集結させていく。

何かを持っているからできること。

こうありたい。


主人公は、イチゴに没頭しつつも
本業のアートディレクターは辞めない。
アートディレクター一本だった頃は
成功したい思いや一流思考が
強すぎたようで、
イチゴをやりながら野心を持たない
働き方にシフトしてからは
大きくないけど、順調に仕事が
入るようになる。
それって全然かっこ悪くないし
現状に合わせた働き方を見つけるって大切!

それとは逆に主人公の妻は、
子育てをしながら
仕事復帰する決意をするんだけど
結婚して子供がいるから
夢を持ってはいけないわけではない
と気がつく。
そうだ!そうだ!犠牲になる必要はない!

家族も大切に自分も

大切にしていきたいもの。


あーなんかすっきり。

イチゴドリーム。

良い夢を一緒に見させてもらった。


あっ!!!


仕事と家族=ワークライフバランスの意味を

伝えるために、この本を課題図書に選んだのか?!


娘は日々成長。

私はまだ「ストロベリーライフ」の主人公の1ページ目。

写真は、去年の春、

いちご狩りに行った時のもの。

二歳児かわいい。


来年、今の娘の写真を見たら、

三歳児かわいいと思うんだろうな。


変わっていないようで、どんどん

大きくなっていく。

凄いな~、子供。


私もおばさんになったと

言われるだけではなく、

素敵に年を重ねてると言われたい。

そろそろ、主人公たちのように、

色々回収していきたいんだけどな~。


まあ、転勤族だしな。

今できる事をするしかない。

焦らず!!!

Haruna Terazono

”伝えること”を 仕事にしています。

0コメント

  • 1000 / 1000