グ、ア、ム

姉妹だから許せない!

グ、ア、ム」/本谷有希子

この作品は
北陸のある家族の物語。
構成は父と母と4歳差の姉妹。

姉は故郷を出ていきたくて仕方がなく
東京の大学に進学したあと、
今はアルバイトで
垢擦りマッサージの仕事に従事。
そして隙あらばお金を親から
引き出そうとしている。
対する妹は、地元に残りたかったけど
就職のためやむを得ず大阪へ。
信用金庫に勤務しながら
断られてまでも
親に仕送りをしている。

こんな風に対照的な姉妹と共に

母が父の提案で女三人で

グアムに旅行することに。


二泊三日旅行に出掛ける
ちょっと前から帰国直前までの

出来事を綴っただけの

お話なんだけど

丁寧に四人の思いや関係性が
描かれてるので読みごたえがある。


分かり合えない姉妹の間を
母が右往左往。
いつもは仲裁する
父がいないから空気はどんどん
悪くなる一方。。。

あー姉、なんて遠慮がなく勝手なんだ!
でも同じ長女として

自分に似てるところも結構ある~

って、イライラしつつ反省。
うちの兄弟もこの二人の要素を
少しずつ持ち合わせていて
人の家のこととは思えない。

兄弟、姉妹って究極に

遠慮のない関係だし、

とことんワガママを言いやすい相手。
結婚するまでは特にそうだったな。
そして子供の頃の恨みのなかには
いまだに忘れてないこともある。

うちも兄弟と母で旅行したら
こんな風になるかもな。

グアムの頃、かわいかったな

あれからプールが大好きな三歳児

一年半くらい前に
娘の初海外でグアムに行った。

写真を見返してみたら
二歳児、ちっちゃくて
かわいい!!!
大きくなっちゃったな。。。
嬉しいけどちょっと寂しい。

そして、「グ、ア、ム」にも
出てくるけど、グアムでは
食事が日本人の口にはあまり
合わない。
私もカップ麺をあれほど
おいしいと感じたことは

なかったくらい。


だから国内旅行に比べて写真が

少ないんだよな~。


でもたぶん弟と一緒に行ったら
現地のものもガンカンおいしく
食べられちゃうタイプだから、
何を食べるかで喧嘩になるな。
兄弟でもやっぱ色々違う。

そう言えば5年くらい前の年末に
テレビのチャンネル権を巡って
ケンカしたな。
妹とも3年前くらいにみかん狩り
行って、デリカシーのないことを
言ってしまってキレられたな。

うん、兄弟ってそんなもん。


グ、ア、ム」かなり共感!

Haruna Terazono

”伝えること”を 仕事にしています。

0コメント

  • 1000 / 1000