どこかでベートーヴェン

身の丈を受け入れる

どこかでベートーヴェン」/中山七里

岬先生シリーズの第四弾。

あれ?「さよならドビュッシー前奏曲

もあったから第五弾になるのかな。


いずれにしても、

今回は岬先生の高校時代!!!


ってちゃんと前回までのシリーズの内容を
覚えたら、もっと興奮できたと
思うんだけど、、、


面白かった~

岬先生かっこ良かった~

ってこと以外

細かいことすっかり忘れちゃってて
そんな自分の記憶力の乏しさに
がっかり。。。

でも、前回作品「いつまでもショパン」は

演奏シーンがすごく多くて、

音楽の知識が豊富だったら

もっと楽しめたかな

って思ったけど、今回はベートーヴェンの

「悲愴」さえ知っていれば

たぶん十分で、

ストーリー重視で読めた気がする。


※ショパンの前は「おやすみラフマニノフ


高校二年生のある日、

ピアニストとしての才能豊富な

岬少年が、主人公の通う高校の音楽科に

転校してくる。


岬少年の演奏は、音楽科に通う

音楽は好きだけど音楽で食べて

行けるほどの力を持ち合わせていない

クラスメートたちに、衝撃を与える。


そんな中、殺人事件が起きて

その謎解きが物語の本流なんだけど

印象的だったのは

才能があるかないか・・・

高校生が残酷すぎる現実に

直面して、混乱していく様子。


さらに才能に恵まれた岬少年にも

受け入れがたい現実が立ちはだかり。。。


本当に一握りしか成功しない世界だから

すごくシビアなんだな~と感じた。


がんばれば何でもできる。

何にもなれる。

というのは中学生くらいまでは

信じていてもいいけど、

どうしたって越えられない壁も

あるわけで、

自分に才能がないと思ったら、

違う何かを

探すことも大事なのかも

と思わされた。


うーん、まああくまで

一流になるためにはってことかな。


大人になって今も身に染みてるけど

やりたいこととか好きなことを続けて

お金を稼ぐって大変っっ


それにしても

いち早く自分の身の程を知って

別の方向に舵を切った主人公は

良かったなぁ~。

ここまで種明かしされちゃったから

このシリーズ終わっちゃうかな。

寂しい、続きまた読みたいな。


この夏初プール

ママはスパルタだから!

それにしても、暑い、暑すぎる!
そんな時はプール!

体を動かすならプールが一番好きかなぁ
ってくらいで
ついつい水遊びレベルの三歳児にも、
バタ足は膝伸ばさないで
爪先までピンと伸ばして~なんて
強引に足を引っ張って
指導しちゃう。

才能があるかないかは抜きにして
まずは何か打ち込めるものが
見つかるといいよね。

Haruna Terazono

”伝えること”を 仕事にしています。

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