向田理髪店
地元でずっと暮らす
ふるさとを愛する
安城七夕祭りの親善大使
オーディションのため、
デンパークに行ってきた。
地元の子が多くて、
ふるさとのために貢献できるって
デンパークの花たち、きれいだった~
今更どこにも行けない
奥田英朗「向田理髪店」
高校生くらいまでは
都会で暮らしたい~と
漠然と思ってたけど、
結局東京で暮らしたのは2年くらいで
あとは、ずっと地方暮らし。
でも、生まれ育った横須賀の郊外より
地方都市の市街地に住むのは
便利で快適で
今では悪くないなぁと思ったりも
している。
どこでどう暮らすのが幸せか
奥田英朗さんの
「向田理髪店」は考えさせてくれる作品。
向田理髪店があるのは
北海道でかつて炭鉱で栄えた町。
財政破綻して人口の流出が止まらない町に、
主人公の長男が札幌から
店を継ぎたいからと帰郷する。
主人公はそんな息子の選択に
反対している。
夕張市がモデルになっていると思われ、
2007年に財政破綻した頃
ちょうど北海道に暮らしてたから
破綻直後に行ってみたのを思い出した。
観光施設は閑散としていて
石炭の歴史村では
お客さんはとても少ないのに
炭鉱ツアーに行くときに被る
ヘルメットを渡すだけのお仕事の人が
二人もいて、
仕事を無理矢理作ってるのかなぁと
20代前半で世の中のこと
知ったような気になってた頃だったから
生意気にも感じたんだっけ。
あの頃・・・恥ずかしいわ。
主人公が暮らす町は、
人とのつながりがとても密。
当たり前に干渉されちゃうのは
わずらわしいと思えなくもない。
でも、そこでずっと暮らすための
人間関係を構築するつもりで
生きてるから
おせっかいで助け合いの
精神を持っている。
そうゆう場所で生まれなかったから
子供のころからずっと同じ人たちと
人間関係を築いていかなければ
ならないって
一度もこじれられないじゃん!!!
合わない人ともずっと顔を
合わせなきゃならないなんて!
とも思うし、
逆に、狭くて密な人間関係を
築いて行ってる人たちって
例え誰かと人間関係が
上手く行かなかっとしても
折り合いをつけて生活してるって
面倒なことに向き合っていて
凄いな~とも思う。
「向田理髪店」は、
これからどんな風に
暮らしていくべきか・・・
自分が生きやすい場所を見つけて
暮らしていけばいいのかな。
なんでも、環境とか
周りのせいにばっかりしてたら
ダメだな。
そして、面倒見が良くて、
正義感が強い、
主人公のキャラクター。
好きだな~。
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