ちょいな人々

わかってくれる?

見透かされてる?

すっかりいろんなところで

出会うようになった

ペッパー君。

今回は、日帰り温泉で。


かわいいし、
お話しできると嬉しい。

もうすぐ年少さんの娘も大好き。
通じあっているような、
全くかみあっていないような、
不思議な距離感の二人。

本音と建て前って大切!

ちょいな人々」/荻原浩

この作品は、
視野が狭いあまりに

勘違いしてしまい

笑っちゃうくらい奮闘する
人たちが登場する短編集。

若い女性の視線を
気にしすぎてお洒落に
迷走するおじさん。

庭の境界線で揉めまくる
お隣さん同志。

いじめ電話相談室に勤務して
相談者を守るために
過激な手段も厭わない
一児の母。

脱サラして占い師になった
正直者。

巨人ファンの父に
阪神ファンのフィアンセを
紹介する娘。

さらに、犬や猫の感情を
翻訳する機器や、
声でメール文書を感情も合わせて
入力できる携帯電話と
便利になりすぎて
知らないほうがよかったことを
浮き彫りにしてしまう機械も
登場する。

人間って色んなことを
自分に都合よく解釈してるし、
嘘も方便としてることもある。
便利になりすぎると
困っちゃうなぁと思わされる。

無駄とかズルとか秘密とか
全部排除できる機械が

できてしまったら。。。


ぶっちゃけ、恐ろしすぎる!!!


作品の中に登場する機器は
まだまだ不完全だから
笑えるんだけど。

荻原浩さんのシニカルな
ものの見方に
この作品でもとても
笑わせて貰った。

Haruna Terazono

”伝えること”を 仕事にしています。

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