お金と上手に付き合う方法が何となく分かる「三千円の使い方」/原田ひ香

三千円の使い方」は、お金の心配って消えることはないんだよなーってしみじみ思っちゃう作品。(実用書ではなく小説です)

三世代の4人の女性(親子)が、それぞれ、お金の不安に直面し、お金との上手いつきあい方を模索していく。

結婚前、子育て中、老後直前、老後・・・とそれぞれのステージで、今まさに、お金がないわけではないけど、これから足りなくなったらどうしようと思って暮らしている。


自分がお金が足りなくなって家族に迷惑をかけたらどうしようとか、家族がお金に困って助けられるかって考えが浮かんできてしまって、心配で眠れなくなっちゃうよなーと震えながら読み進めた。


でも・・・

あんまり書いちゃうと、ネタバレになっちゃうけど、

本当に困ったことになったら、何とかする力が湧いてくるものなんじゃないかと、読了後、思えた。

もちろん、困ったことが起きたときのために、備えてたことで、対応できるのかもだけど、将来へのお金の不安って漠然としてるものだ。

三千円の使い方」の登場人物たちもそうだし、自分も。


何が心配なのか、しっかり整理してみるのは大事だな。


まあ、どんなに備えたってリスクのない生き方なんてないし、絶対に安泰な方法はない。

これを読むと、どこまで貯えて、どうやってお金を得て暮らすのか、プランニングし直すきっかけにはなるかも。


それで言うと、垣谷美雨さんの「老後の資金が足りません」と読後感が似ている。

漠然とした不安を整理したくなったら、「三千円の使い方」と共に、オススメです。


※「老後の資金が足りません」の感想はコチラ↓

↑このブログを書いた時に入れた歯・・・

2年も経たずにあっけなく割れた。

高い=長持ちではないみたい。

上手にお金を使うってどうゆうことだろう。


そうそう、今朝、「三千円の使い方」に、子どもを育てるって、”費用対効果が最悪だ”って言う登場人物が出てきたことが、頭に浮かんだ。

長女が玄関の傘立てを割った瞬間に・・・

養育にお金かかるのみならず、折角買ったものを汚したり、壊したり・・・

子どもがいると困ったことがたくさん起こるし、お金をかけても、飛んでいく。

では、なんで子供を育てるのか?

その答えも何となくこの作品を読むと見えるかな。


傘立て、接着剤で貼って使う?

いや、もうめんどくさい。


三千円。

我が家の1ヶ月のバナナ代がそのくらちょうどそのくらいかな。

子どもが生まれてから、果物代がかかるようになった。

写真はうっかり冷蔵庫の奥に入り込ませてしまって古くなった不知火を救出するために作ったパウンドケーキ。

果物代、無駄にしないように・・・

お金と上手に付き合えるようになりたい。


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