一人っ子同盟
2017夏、満喫
旅はしあわせだ
沖縄、暑かった~。
プールで娘が泳いでる間に
大人になりたいけどなりたくない
一人っ子同盟/重松清
旅のお供だった。
決められないもので、
最終的には、えーいって感じになっちゃう。
読みやすいけど、
響き過ぎちゃうことがあるから
今大丈夫かな~って恐る恐る選んだ。
プールでお疲れの家族が寝た後も
1人で深夜まで読んでしまった。
正確には亡くなった兄がいるから
小学六年生男子の主人公が、
一人っ子だけど
一人っ子じゃなくなった
同級生の女子と共に
子供にはどうにも受け入れがたい
様々な現実に直面しながらも
何とか消化していくお話。
いなかったけど
私が子供のころにもそうだったな~って
思う部分も結構あって、
懐かしく感じられた。
本筋とは離れてしまうけど、
主人公が一人っ子で鍵っ子であることを
周りの大人たちから、
かわいそうだと見られていて
鍵っ子だった私もそう見られてたよな~
と思い出したりも。
別に帰ってきてお母さんに居てほしいと
思わなかったんだけど・・・
厳しかったから(笑)
でもこうゆう価値観の中で育った男性たちが、
今、社会の中で、女性活躍推進って
言われても上手くやれないのって
すごく頷ける。
うちの夫もしかり。
できるなら専業主婦が
一番いいに決まってると
信じて疑わないもんな~。
困るけど、、、
それから、一人っ子って今はすごく多いし
うちの子も今のところ一人っ子だけど
ぶっちゃけ一人っ子はわがままっていう
イメージがあったりする。
でもそれって、鍵っ子のイメージと
おんなじように
大人たちが子供たちに
優劣をつけるために
作り上げたものなのかも。
一人っ子が少数派だったから・・・
兄弟げんかをたくさんしたから
一人っ子、羨ましかったりしたけどな。
大人って自分たちに都合がいいように
勝手に決めつけてるよなって
この作品を読んでいると
色んな場面で思わされる。
誰かを下げないと、
自分を上げられないって悲しいな。
気を付けよう。
まだまだ子供っぽいところもあるけど
小学六年生ってもうごまかしは
通用しないんだ。
この作品は、団地のコンパクトな
間取りの部屋の中で
大人の話を近くで聞いている
一人っ子ならではの視点で
描かれているのがすごく良い。
今「一人っ子同盟」の主人公たちは、
どんな大人になってるんだろう。
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