冷蔵庫を抱きしめて

野菜庫の前でにらめっこ

ありあわせでスープご飯

昨日の夜に作った
カレーを食べて欲しかったんだけど
土曜日だって例外なく早起きな娘は
野菜スープが飲みたいと言う。

娘用のカレールーは
ママの三倍近い
お値段だったんだけどなぁ。。。

何の野菜あったか見てきてくれない?
と言うと
ニンジンしかなかった、、、とのこと。

ネギと白菜もあったんじゃ?
と言うと真剣に野菜庫を捜索。
野菜を出し終わると、
調味料の入っている引出しを開けて
創味シャンタンを取り出して
味付けはこれでお願いと言う。。。

テレビのコマーシャルとか
料理番組とか
アンパンマンとかから
色んな情報を得て
3歳になるとままごとが、
ずいぶん具体的に
なってきたんだな~。

興味を持つことは良いことだ。


さらに、ご飯はふりかけを混ぜて
おにぎりにして
海苔を巻いてくれと注文。
言われた通り作るけど、

残さないでよ!!!


その後、残り物でお弁当まで

作らされ・・・

うどん屋さんでちっちゃいけど

鰻を食べたり

アイスとたこ焼きを

食べ歩いたり・・・

三連休だから、まだ

娘のお休みは続く。

しかも来週金曜から夏休みだ!

ちゃんと色々買って冷蔵庫、

一杯にしておかないとな。

みんなどこかで病んでる

冷蔵庫を抱きしめて」/荻原浩

暑い毎日に涼しげなタイトルの

短編集を読んでみた。


全ての主人公が

どこか精神的に追い詰められていて

でも居そうな人とか

ギリギリありそうな

シチュエーションばかりが

出てくるから、面白い。


バツイチ子持ちで

彼氏からの暴力に悩んで

ボクシングジムに入会するママ。

結婚してから夫との食の好みの

違いに悩んで

摂食障害を復活させた新婚妻。

(表題作)

マスクをして通勤したら、

マスクをせずにはいられなくなって

どんどん顔を隠す行動がエスカレート

してしまうサラリーマンなどなど。

現代社会が抱える、闇をシニカルに

描いている。


ダメ男に振り回される話も

いくつもあって腹が立つことも

結構あって、

作品ごとに色んな気持ちが

沸いてきて忙しかったな~。


いつもながら、荻原さん

意地悪なんだからっっ

でも、目の付け所がするどいな~。


爽快な結末も、恐怖の結末も、

もやもやな結末も

色々だから、そこも良い!


次はどの短編集を読もうかな。

Haruna Terazono

”伝えること”を 仕事にしています。

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