神様からひとこと
あじさいってやっぱり豪華!
意外とカラっとした梅雨のはじまり。
あじさいの季節。
青とか赤もキレイだけど、白も素敵!
先週梅雨入りしたけど、乾燥注意報がっっ
アジサイにとっては辛いかな。
長持ちしてほしい。
それにしてもアジサイって
大きいし、ゴージャスな花だな!
見られないと思うと惜しい!
「神様からひとこと」/荻原浩
最近荻原浩さんばっかりに
なってしまってるけど
荻原さんの「神様からひとこと」が
原作のドラマが、
急きょ放送中止になってしまって・・・
読み返してみた!
勝手なもので、凄く楽しみにしてた
ってほどでもない癖に、
見られないと思うと
すごく惜しく感じてる。
だから私みたいなテレビの
お客様=視聴者って
都合いいもんだな~って思うけど
きちんとした声を上げる
視聴者の意見を聞くことは
大切な仕事なんだろうと
「神様からひとこと」を
読むと感じられる。
「神様からひとこと」の
主人公は、広告代理店を辞めて、
食品メーカーに転職したサラリーマン。
新製品の決済会議で失態を
おかしてしまって、
リストラ予備軍を集めた
お客様相談室に配属されることに。
”お客様の声は神様のひと声”が
社訓のこの会社。
でも実際にはお客様の声に
真摯に耳を傾けるような社風ではなくて、
毎日主人公の元にかかってくる
クレーム電話は増える一方・・・
そんな中、主人公は先輩から
クレーム対応の極意を学んで、
腐敗しきった会社の体質改善に
まで乗り出すようになっていく。
この作品でとっても好きなのが
会社を主人公の先輩が
おでん鍋に例える表現。
会社のことを
”狭いところでぐつぐつ煮詰まってて、
鍋の中で昆布とちくわのどっちが偉いかって
言い合っているようだ”と語る。
鍋の外にこぼれ落ちたくなくて、
必死に主人公の会社では、
自己保身して人の足を引っ張って
ちょっとでも上の序列を
手に入れようとしている。
でも、外に出てしまったらその順番は、
ころっと変わってしまうことがあるわけで・・・
社員はいつも何かにおびえて
疑心暗鬼になって、
視野がどんどん狭くなって
会社もそれでどんどん悪い方向に。
私自身はすでにおでん鍋の外に
出てしまったわけだけど、
作品を読むと鍋の外で
がんばろうって思えた。
理想はどこでもやっていける力を
つけることで、、、
そんなに簡単じゃないけど。
主人公は、若いからかもしれないけど、
どこでもやっていけるような勢いを
まとっていって
読んでいてたくさん希望をくれた。
いい作品!!!
ドラマ見たかったな・・・
NHKのドラマは放送中止に
なってしまったけど、
過去にWOWWOWでもドラマ化
されたことがあるよう!
DVDも出てるみたい!
探してみようかな。
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